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梅の香

草も木も 降りまがへたる雪もよに  春待つ梅の 花の香ぞする 
               ― 源 通具(みちとも) 新古今和歌集

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もう梅まつりが催される頃になりましたから、この句は少し時期遅れかもしれません。本当は新年早々に取り上げようと思っていたのですが、またまた遅くなってしまいました。しかも写真は梅ではなく、水仙!(^^;

暖かいお正月と思っていたら、年明け早々にキジバトが、去年かけた巣に卵を抱いて座っていました。そして、ミモザもひと月も早く花芽を膨らませて、花を開き始めたのです。

そこへ、冷たく重い雪。細かい葉が密集している常緑樹のミモザは、ずっしり重い雪を目いっぱい載せ、その重みで太い枝が付け根から何本か折れてしまいました。そして、ミモザの隣の、ハトが巣をかけていたコニファーも直角に近いほど大きくたわみ、巣はむき出しの状態に。高い位置なので中の様子はわかりませんでしたが、私が近寄った時にハトが一羽、近くから飛び去っていきましたから、少し離れたところから様子をうかがっていたのかもしれません。ヒナの声はしなかったので卵はかえる前だったようですが、残念です。
梅の香_a0276895_15161060.jpg
それでも、残された枝のミモザの花は、少しずつ、少しずつ、開き始めました。
ちょうど例年の開花の時期を迎えましたが、最近の寒さで、またちょっと足踏みしているようです。

新しい年を迎えたばかりですが、節分の豆まきをし、立春を迎えるこの時期、さらに新たなスタートを切ったような気がします。そう、毎日がスタート!大掃除もしきれてなくて、机の上は依然山盛りだけど、毎日が元旦ぐらいな気持ちで!(^^;

気温の変動が激しく、春と冬を行ったり来たりの日が続いていますが、どうかお身体を大切にしてお過ごしください。日に日に輝きを増す春の陽射しのように、みなさんに良いことがキラキラたくさん訪れますように。
ご挨拶が遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。




by kayangarden | 2016-02-06 16:00
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