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れんげ畑で

手つかずの自然の中の方が、街や村にいる時よりも、愛おしく、自分にしっくりくる何かを見出す。                  ―エマソン
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In the wilderness, I find something more dear and connate than in streets or villages.                   --Emerson

田植え前の田んぼ一面にれんげが咲いていた。降りていくと、みつばちがぶんぶん羽音を立てている。そっと花びらをつまんで、つけ根を口に含んでみた。ほとんどわからないくらいだが、ほんのかすかに甘みを感じる。一匹のみつばちが一生の内に運ぶ蜜は小さじ一杯分ほどだと、先日テレビで知った。その小さじ一杯分を運ぶのに、どれほどの回数を飛ぶのだろう。運ぶのが上手なみつばちと下手なみつばちがいるのだろうか・・・自分がみつばちだったら、ちゃんと働けるだろうか・・・そんなことをぼんやり考えている内に、だんだんみつばちの気持ちになってきた・・・さ、今日はどの辺の蜜を集めようかな・・・あ、みつばちはマスクしなくて良いんだった。



by kayangarden | 2021-05-14 18:24
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